大人も刺さる「瀬戸大橋アンパンマントロッコ」 瀬戸内海の潮風と絶景 子どもも大満足

JR四国とJR西日本は、窓のない吹き抜け車両から瀬戸大橋の絶景を眺められる観光列車「瀬戸大橋アンパンマントロッコ」を運転します。

「瀬戸大橋アンパンマントロッコ」として運行するJR四国キハ185系+キクハ32形気動車
「瀬戸大橋アンパンマントロッコ」として運行するJR四国キハ185系+キクハ32形気動車

線路を覗ける「床窓」も

車両の外装と内装にアンパンマンキャラクターが描かれた列車は四国各方面で活躍していますが、その中で唯一のトロッコ車両が高松駅・琴平駅〜岡山駅間で運行されています。2022年10月・11月は土日祝日を中心に計22日の運転です。冬季の12月〜翌年2月は運転されないため、今年は最後の乗車チャンスとなります。

森をイメージしたトロッコ車両には木のぬくもりが感じられるベンチが並び、アンパンマンと仲間たちの木製装飾が各座席に仕込まれています。子どもたちは大好きなアンパンマンたちと一緒に旅している気分が味わえ、大人は潮風を浴びながら瀬戸内の多島美を存分に楽しめる、一石二鳥の列車です。

トロッコ車両の一部の区画には「床窓」が設けられており、走行中の車内から線路を覗くことができます。車内にはそのほか、子ども用制帽を備えた「記念撮影コーナー」、アンパンマンの絵本を集めた「本棚」、アンパンマングッズなどを販売する「売店」などが備えられています。また、ベビーカーが置けるゆったり広いスペース、おむつ交換等に使える多目的スペースも利用でき、子ども連れの旅行を安心して楽しめます(時刻表、主な区間の運賃・料金など詳細は下の図表を参照)。

【時刻表で解説】JR四国・JR西日本 観光列車「瀬戸大橋アンパンマントロッコ」を運転

上着持参がおすすめ

列車はトロッコ車両と通常の客室車両を連結した2両編成で、1枚のきっぷで2つの車両の同じ番号の座席を利用できます。トロッコ車両を利用できるのはトロッコ乗車区間(児島駅〜坂出駅・琴平駅間)のみで、その他の区間ではもう一方の車両の利用となります。

全席がグリーン車指定席となっており、乗車券のほかにグリーン券が必要です。指定席はJR西日本ネット予約「e5489」、全国の主な駅のみどりの窓口で乗車日1か月前の10:00から発売されます。また、アンパンマントロッコの乗車を含む旅行商品も発売されています。

なお、海の上を吹きさらしで走行するトロッコ車両であることから、特にこの時期は防寒用の上着は持参したほうがいいでしょう。